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2階だけ暑い、窓際が暑い…家の中の「暑い!」には理由がある?

公開日:2026/09/06(日) 更新日:2026/09/03(木) 家づくりのこと

こんにちは!

今年の夏も、本当に暑い日が続いていますね。

外が暑いのはもちろんですが、

「エアコンをつけているのに、2階が暑い……」

「リビングは涼しいのに、廊下に出ると暑い」

「窓の近くに行くと、なんだか暑い」

そんな経験をされている方も多いのではないでしょうか。

同じ家の中なのに、場所によって「暑い」と感じるところが違うことがあります。

実はこれ、気のせいではありません。

家の中で暑くなりやすい場所には、それぞれ理由があります。

今回は、なぜ家の中でも暑い場所ができるのか、そして、少しでも暑さを和らげるためにできることをご紹介します。

「2階だけ暑い!」のはなぜ?

夏になると、

「1階はそうでもないのに、2階に上がったらムッとする……」

ということがあります。

その大きな理由のひとつが、屋根や天井から伝わってくる熱です。

夏の屋根は、強い日差しを直接受けています。

その熱が屋根や天井を通して室内に伝わるため、特に最上階の部屋は暑くなりやすくなります。

また、暖められた空気は上に移動するため、家の中でも上の階に熱がこもりやすくなります。

特に、昔の住宅では現在の住宅と比べて断熱性能が十分でない場合もあり、屋根から伝わる熱の影響を受けやすく、2階の暑さをより強く感じることがあります。

「2階の寝室だけ、夜になっても暑い……」

という場合には、こうしたことが関係しているかもしれません。

「窓際だけ暑い!」のはなぜ?

もうひとつ、家の中で暑さを感じやすい場所が「窓の近く」です。

夏の強い日差しが窓から室内に入り込むと、床や家具などが熱を受けて暖められます。

窓そのものから熱が伝わってくることもあります。

そのため、

「エアコンをつけているのに、窓の近くだけ暑い」

ということも起こります。

特に日当たりの良い南側や、午後から強い西日が差し込む部屋は、暑さを感じやすい傾向があります。

「西側の部屋が暑い!」のも理由があります

西日が強く差し込む部屋が、夕方になっても暑い……という経験はありませんか?

西日は、夏の午後から夕方にかけて室内へ入り込みます。

しかも夕方は、外気温がまだ高い時間帯。

そのため、日中に暖められた室内にさらに西日が入ることで、なかなか室温が下がらないことがあります。

「夕方になると、この部屋だけ暑い!」

という場合は、西日が原因のひとつかもしれません。

では、暑さを和らげるにはどうしたらいい?

ここまで読んで、

「じゃあ、暑い部屋はどうすればいいの?」

と思われた方もいるかもしれません。

まずは、比較的簡単にできることから試してみましょう。

① 窓から入る日差しを遮る

夏の暑さ対策で、まず意識したいのが「窓」です。

カーテンや遮光カーテンを使うのはもちろん、すだれ、よしず、シェードなどで日差しを遮る方法もあります。

「遮光カーテンを使ったことがない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、サイズや遮光等級などによって価格は異なるものの、ネットショップなどでは2,000円前後から購入できるものもあります。

特にポイントなのが、窓の外側で日差しを遮ること

室内に入ってきた日差しをカーテンで遮るよりも、そもそも室内に入る前に日差しを防ぐほうが、暑さ対策としては効果的です。

大がかりな工事をしなくても始められるので、まずはこうした身近なところから暑さ対策をしてみるのもおすすめです。

ベランダや窓の外に設置できるシェードなら、比較的手軽に日差しを遮ることができます。

「家の中を冷やす」だけではなく、「家の中に熱を入れない」。

これも夏の暑さ対策では大切な考え方です。

余談ですが……車のサンシェードも同じです

ここで少し余談です。

夏に車を駐車するとき、サンシェードを使っていますか?

「どうせ車の中は暑くなるし……」と思って、使わないこともあるかもしれません。

でも、サンシェードには、直射日光を遮ってダッシュボードなどが極端に高温になるのを防ぐ役割があります。

JAFのユーザーテストでは、気温35℃の晴天時に4時間駐車した場合、サンシェードを装着した車のダッシュボード最高温度は52℃。

一方、何も対策をしなかった黒い車では79℃、白い車でも74℃まで上昇しました。

サンシェードを使うかどうかで、ダッシュボードの最高温度に20℃以上の差が出たことになります。

「暑くなってから冷やす」のではなく、「できるだけ熱を入れない」。

車の暑さ対策でも、これは大切なポイントなんですね。

詳しい実験結果は、JAFの「真夏の車内温度」のページで紹介されています。

【JAFユーザーテスト:真夏の車内温度】

家の窓の日差し対策も、考え方は少し似ています。

② エアコンの効きを確認する

「エアコンをつけているのに、なかなか涼しくならない」という場合は、エアコンそのものも確認してみましょう。

例えば、

・エアコンのフィルターが汚れていないか
・室外機の周囲に物を置いていないか
・室外機に直射日光が当たっていないか
・冷たい空気が部屋全体に行き渡っているか

などです。

サーキュレーターを使って室内の空気を循環させるのもひとつの方法です。

また、エアコンの使用年数が長く、そろそろ買い替えを考えているという方は、2027年4月から家庭用エアコンの新しい省エネ基準がスタートする予定であることも知っておくとよいでしょう。

すぐに買い替えなければいけないということではありませんが、買い替えを検討されている方は、今のうちから省エネ性能や電気代などを比較しておくのもひとつの方法です。

「暑いから、とりあえず新しいエアコンに!」と急ぐのではなく、現在のエアコンの状態や使用年数、これからの電気代なども含めて、じっくり選びたいですね。

エアコン2027年問題とは?(Panasonic公式サイトより)

2027年4月からエアコンの新たな省エネ基準がスタート予定!(経済産業省より)

③ それでも暑い場合は「家そのもの」を考えてみる

「毎年、この部屋だけ異常に暑い」

「エアコンをつけても、なかなか涼しくならない」

「窓の近くにいると、明らかに暑い」

もしこうした状態が続くのであれば、家そのものの断熱性能や窓の性能なども関係している可能性があります。

例えば、

・窓を断熱性能の高いものに交換する
・内窓を設置する
・屋根や天井の断熱を見直す
・住宅全体の断熱性能を高める

といった方法があります。

もちろん、すべてのご家庭で大規模な工事が必要というわけではありません。

「どこから熱が入ってきているのか」を確認し、その原因に合わせて対策を考えることが大切です。

暑くなってから冷やすだけではなく、「熱を入れない」という考え方

「エアコンをつけているのに暑い…」と感じると、ついつい我慢してしまったり、冷房の風量を強めて電気代にヒヤッとしたりしますよね。

今回ご紹介したように、夏の快適さのカギは「冷やすこと」と同じくらい「外からの熱を入れないこと」にあります。

まずは、すだれやシェードで日陰を作ってみる、エアコンのフィルターを掃除してみるなど、身近で無理のない工夫から試してみてはいかがでしょうか。

それでも「どうしてもこの部屋だけ熱気がこもる」「夕方になると毎年ツラい……」という場所があるときは、それはご家族の使い方だけでは解決できない、お家からの「熱のサイン」かもしれません。

「うちのこの部屋、なんでこんなに暑いんだろう?」と思ったら、どうぞお気軽に私たちを頼ってください。

今のお住まいのつくりや日当たりに合わせて、「どうすればもっと心地よく過ごせるか」を、一緒に考えていけたら嬉しいです。

まだまだ厳しい暑さが続きますが、体調にはくれぐれも気をつけて、どうぞ快適な夏をお過ごしくださいね。