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築30年以上の家、建て替えと新築どっちがお得?費用・性能・将来性を徹底比較

公開日:2025/10/20(月) 更新日:2025/10/17(金) 家づくりのこと

築30年以上の家、建て替えと新築どっちがお得?費用・性能・将来性を徹底比較

「そろそろ実家が古くなってきた」「築30年を過ぎた我が家、このまま住み続けていいの?」

住宅には愛着がある一方で、建物の老朽化や性能不足は無視できない問題ですよね。

多くのご家庭が悩むのが、同じ土地で建て替えるべきか、新しい土地で新築するべきかという選択です。

この記事では、費用・性能・将来性の3つの観点でわかりやすく比較し、どんなケースで建て替えが向いているのか、どんなケースで新築が向いているのかを整理します。

建て替えとは?新築とは?

建て替えは今住んでいる家を解体して、同じ場所(土地)に新しく家を建てることです。

一方、新築(新しい土地での新築)は土地を新たに購入してゼロから家を建てることを指します。

どちらも新しい住まいを得られますが、かかる費用などに差があります。

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費用で比べる

建て替えの費用

建て替えではまず今住んでいる家の解体費用が発生します。

木造2階建ての一般的な解体費ですが、2階建ての場合は平屋建てよりも足場※の費用が多くかかります。

※平屋建て、2階建てとも足場設置が必要です。

住宅によって石綿(アスベスト)を使用した建材があると、さらに処分費用が加算されます。

ただし、既に土地を所有しているため、土地代が不要である点は大きなコストメリットです。

新築の費用

新築では土地代+住宅の建築費が必要になります。

千葉県内、特に山武市・横芝光町・富里市などでは土地条件によって価格差が大きく、数百万円〜数千万円の幅があります。

また、住宅設備のグレードや数によっても金額は大きく変わります。

立地を変えたい、駐車スペースを増やしたい、周辺環境を見直したいといった要望がある場合は新築を選ぶ理由になりますが、土地代は無視できないポイントです。

ポイント:土地を既に所有しているなら建て替えの方がトータルコストは抑えやすい。ただし、立地や生活動線を大きく変えたい場合は新築の検討が重要です。

関連記事:千葉で家を建てるなら平屋と二階建てどっち?

性能で比べる

築30年以上の住宅は現行の耐震基準や断熱基準を満たしていないことが多く、快適性や安全性の面で不安が残ります。

建て替えの場合

既存の土地条件に縛られる点はあるものの、建て替えでは最新の耐震基準や省エネ基準に合わせた設計が可能です。

間取りをリセットして家事動線や収納を一新できます。

新築の場合

土地選びの段階から日当たりや風通し、接道や騒音などを考慮できます。

設計の自由度が高く、災害リスクの低い場所を選べるのも大きなメリットです。

  建て替え 新築(新土地)
耐震・断熱 最新基準で対応可 最新基準で対応可(設計自由度高)
日当たり・敷地条件 既存の土地に依存 土地選びで最適化可
設計の自由度 中程度 高い

将来性で比べる

将来性は「家族のライフステージ」「相続」「地域の利便性」と結びつきます。

建て替えの将来性

今の生活圏を変えずに住めるため、子どもの学校や仕事、近所付き合いを尊重したい場合に適しています。

相続を見据え土地を残す選択肢としても有利です。

新築の将来性

利便性の高いエリアや将来的に医療・買い物の利便性が良い場所へ移れる点は大きな魅力です。

老後を見据えたバリアフリーや病院へのアクセスを重視する方には魅力的です。

どちらが向いている?チェックリスト

以下のチェックに当てはめて検討してみてください。

  • 今住んでいる土地に愛着がある → 建て替えを優先
  • 学校区や通勤ルートを変えたくない → 建て替えが向く
  • 駐車場や庭を広くしたい → 新築を検討
  • 災害リスクの少ない場所に移りたい → 新築が有利
  • 土地代をかけたくない → 建て替えが現実的

よくある質問(FAQ)

Q. 古い家でも耐震改修だけで十分ですか?

A.軽度の補修や耐震補強で十分な場合もありますが、断熱性能や配管の老朽化など他の要素も合わせて検討するのが重要です。

まずは自治体の補助金等を活用して耐震診断を行い、その後に総合的に判断することをおすすめします。

芝山町の木造住宅耐震診断補助制度について(令和7年11月末まで)

Q. 建て替えの期間はどれくらいかかりますか?

A.設計・確認申請・解体・着工から竣工まで、条件にもよりますが一般的には6〜12ヶ月程度が目安です。

Q. 補助金や減税は使えますか?

A.省エネ改修や長期優良住宅の取得など、条件を満たせば各種補助金・税制優遇が利用できることがあります。

最新制度は年によって変わるため、公式ホームページを確認したり、見積の段階で工務店と確認したりすることをおすすめします。

まとめ・まずはプロに相談を

築30年以上の家をリフォームするか、建て替えるか、または新しい土地に家を建てるかは大きな決断です。

建て替えも新築も、それぞれメリット・デメリットがあり、正解はご家庭によって異なります。

大切なのは、「家族の優先したいことが何か」です。

当社は山武市・横芝光町・芝山町・富里市・匝瑳市の地域密着での住まいづくりを行っています。

建て替えや新築のご相談を無料で承っております。

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※具体的な費用や期間は現地調査や打ち合わせのうえでお見積りいたします。

まずは現状写真や間取り図をお持ちください。

この記事の内容は参考情報です。個別の事情により最適な選択は異なりますのでご了承ください。