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秋から冬に快適!断熱リフォームで得られる効果とおすすめアイデア

公開日:2025/09/26(金) 更新日:2025/09/26(金) 家づくりのこと

秋から冬に快適!断熱リフォームで得られる効果とおすすめアイデア

こんにちは。

最近まで猛暑と言われるほど暑い日が続いていましたが、最高気温が30℃以下の日も増えて、少しずつ秋の陽気が近づいてきたように感じます。

朝晩の空気がひんやりしてくる秋。

これから冬にかけて、「家の中が思ったより寒い」「窓の結露が気になる」といったお悩みが増えます。

そんなときにおすすめなのが断熱リフォームです。

冬本番になる前に取り入れておくことで、毎日の暮らしがぐっと快適になり、光熱費の節約と病気予防にもつながります。

秋から冬に増える「住まいの寒さストレス」

よくある症状とは・・・

  • 朝起きたときに足元が冷える(床が冷たく感じる)
  • 暖房をつけても部屋全体がなかなか温まらない
  • 窓に結露が発生する

多くの場合、これらは住まいの断熱性能が不足してることに起因します。

特に築年数が経った住宅では断熱材の量(古い住宅ではそもそも断熱材が入っていないことも)や窓の性能が不十分なことがあり、部分的な断熱リフォームで改善できる場合が多いです。

「大規模な工事はちょっと・・」「すぐに断熱効果を感じたい」という方におすすめです。

部位別おすすめ断熱リフォーム

窓まわりの断熱(内窓・断熱サッシ)

家の中で最も熱が逃げやすいのは窓です。

約7割の熱が窓(開口部)から逃げるといわれています。

冬の暖房時には窓から多くの熱が失われます。

内窓の設置や断熱性能の高いサッシへの交換は、短期間で施工できて効果が実感しやすい工事です。

特に内窓設置はサッシ交換よりも作業時間が短く、ご近所への騒音を気にされる方や早く工事を終わらせたい方におすすめです。

結露の軽減にもつながり、カビやダニの発生を抑えます。

関連記事:夏の光熱費が気になる方へ!「遮熱・断熱」窓リフォーム実例と効果まとめ

当社では、毎年内窓設置やサッシ交換等の窓リノベ(窓リフォーム)工事を施工しています。

窓リフォーム施工例を見る

床・天井・壁の断熱

床からの冷えは体感温度に大きく影響します。

断熱材を敷くことで部屋単位で断熱リフォームが可能です。

写真の断熱材は熱伝導率が0.028以下(数値が小さいほど温かい室温を外へ逃がさない)で、さらにほとんど浸漬しない建材のため、結露の発生を防止してくれます。

床だけでなく、天井や外壁に断熱材を追加すると家全体の断熱性能が向上し、長期的に快適な住環境をつくれます。

写真の断熱材は高性能グラスウールです。

グラスウールは断熱性だけでなく吸音性・防振性にも優れており、暑さ寒さ、騒音、振動などを遮断するのにも適しています。

部分断熱 vs 全体リフォーム

リビングや寝室など長く過ごす部屋から先に断熱する部分断熱は、費用を抑えてすぐに効果を得たい方に向いています。

将来的に住宅全体の快適性を高めたい場合は、外壁・屋根を含めた全体リフォームが有効です。

当社では、「スーパーウォール工法リフォーム(まるごと断熱リフォーム)」という住宅一棟まるごとの断熱対策の施工が可能です。

スーパーウォール工法リフォームについて詳しく見る

断熱リフォームで得られる効果

  • 快適性アップ:温度ムラが減り居心地アップ
  • 光熱費削減:暖房効率向上で電気代・ガス代が下がる
  • 健康面の安心:部屋間の温度差が少なくなるためヒートショックのリスク低減、結露対策によるカビ抑制
  • 家族やペットに優しい:室温が安定し子どもや高齢者、ペットも快適に過ごせる
補助金について(ポイント)

2025年の国の施策として、「住宅省エネ2025キャンペーン」に関連する制度のうち、子育てグリーン住宅支援事業先進的窓リノベ2025事業では、外壁・天井・床の断熱リフォームや、開口部(窓・ドア)の断熱リフォームが補助対象となる場合があります

条件や対象範囲はリフォームの面積や建材の性能等により異なります。

最新の情報は公式ホームページをご覧いただくか、または当社へお問い合わせのうえご確認ください。

お問い合わせはこちら

実例・暮らし目線のアイデア

いくつか実際に効果の出やすいアプローチをご紹介します。

  • LDK中心に窓断熱+床断熱:家族が集まる空間から断熱することで、全員が効果を実感しやすく、生活満足度が高まる。
  • 寝室は部分断熱で早めに快適化:就寝中の冷え対策は健康面で重要です。
  • 結露対策と同時に内窓設置:内窓で結露を抑える+断熱効果。内窓設置は防音効果もあるので、プライバシーを守りたい洋室や寝室におすすめです。

工事時のポイントとスケジュール感

内窓設置は1日で完了することが多く、短期間で効果を感じやすいです。

床下や外壁の断熱工事は窓交換・設置と比べて工程が増えますが、秋から早めに相談・見積もりを進めれば冬前に間に合わせやすくなります。

まとめ 冬本番前に準備を

断熱リフォームは冬の寒さ対策だけでなく、光熱費削減や健康維持にも繋がります。

秋に準備を始めることで、本格的な寒さの前に余裕をもって工事を進められます。

まずはご自宅の状況をチェックして、気になる箇所から検討してみましょう。

※本文中の補助金・支援制度に関する記載は執筆時点の情報をもとにしています。

制度の詳細・適用条件は変更されることがありますので、最新情報は各制度の公式案内をご確認ください。