こんにちは、真行寺建設です。
9月は「防災月間」です。防災月間を前に、皆さんのご家庭では防災対策の見直しをされていますか?
屋根や外壁、耐震性能といった住まいの外側の備えはもちろん大切ですが、実は室内での備えこそが、ご家族の命やけがのリスクを大きく左右します。
災害時、室内で起こる「見えない危険」とは?
地震や台風で被害が出たとき、実際にけがの原因となるものは「室内の家具」や「割れたガラス」であることが多いのをご存じでしょうか。
- ● 背の高いタンスや本棚の転倒による圧迫や通路ふさぎ
- ● 窓ガラスの飛散による大けが
- ● 停電時のつまずき・転倒・パニック
安全に避難するためには、家具や窓まわりの見直しが欠かせません。
家族を守るためにできる、室内防災チェックリスト
ご家庭で今すぐ見直せる「室内防災」のポイントをチェックリストにまとめました。
該当するものがあれば、早めの対策をおすすめします。
- □ タンスや食器棚が壁に固定されていない
- □ 窓ガラスに飛散防止フィルムを貼っていない
- □ ベッドや寝具のすぐ近くに背の高い家具がある
- □ 停電時のための懐中電灯や非常灯が手の届くところにない
- □ 非常持ち出し袋に携帯ラジオや電池が入っていない
- □非常持ち出し袋が家族の人数よりも少ない(または中身が人数分ない)
特に小さなお子様や高齢者がいるご家庭では、寝室や通路の安全確保が重要です。
関連記事:台風・地震に備える住まいの工夫とは?安心して暮らすための「備え」チェックリスト
家の外の防災ポイントも忘れずに
室内の安全対策とあわせて、家の外まわりの備えも重要です。
特に台風や大雨の際は、強風や浸水への対策が被害を防ぐカギになります。
たとえば、台風の接近時には次のような点を確認しましょう。
- ・庭やベランダに置いてある植木鉢や物干し台、ゴミ箱などを物置や屋内へ移動する
- ・物置、車庫の扉やシャッターがしっかり閉まるか確認する
- ・自転車や脚立など飛びそうなものは固定するか片付ける
飛ばされた物が窓ガラスに当たって割れる被害も多く報告されています。
屋外のチェックも室内の安全とセットで考えましょう。
また、大雨による浸水を防ぐためには、側溝や排水溝の清掃も有効です。
落ち葉や泥が詰まっていると、雨水があふれて住宅への浸水リスクが高まります。日頃からの掃除が被害を減らす大きな一歩です。
「うちの側溝もあふれるかも」と自分の暮らしに置き換えて想像することが大切です。
そして、小さなお子さまには危険な場所には近づかないことを事前に伝えておきましょう。
普段から地域を一緒に歩いて、危険な場所を確認しておくのもおすすめです。
芝山町の防災ポイントと避難先の確認も忘れずに
真行寺建設のある千葉県山武郡芝山町は、地震に加えて台風被害のリスクも高い地域です。
芝山町役場が発行している「防災マップ(ハザードマップ)」では、地震・土砂災害・洪水などの危険エリアや、指定避難所の場所が確認できます。
例えば、以下の避難所が町内に指定されています。
- ・芝山町立芝山中学校
- ・芝山町立芝山小学校
- ・旧東小学校
- ・芝山町福祉センター
これらの場所がご自宅からどれくらいの距離にあるのか、歩いて避難できるルートを家族で確認しておくことも大切です。
芝山町ハザードマップ(芝山町公式ホームページにリンクします)
また、「自宅で被災したら」「職場・学校で被災したら」のケースを考えたルートを想定しておくのもいいでしょう。
防災月間を前に、家族で「見直す時間」を
災害はいつ起こるかわかりません。だからこそ、「備えるタイミング」は今がベストです。
今年の防災月間は、家族みんなで「うちの中、ほんとに安全かな?」を話し合う時間にしてみませんか?
室内の対策は、費用をかけずにできるものもたくさんあります。
気になる点があれば、お気軽にご相談ください。私たちが全力でサポートいたします。