「なるべく予算を抑えて、理想のマイホームを建てたい」
家づくりを考えるとき、多くの方がそう願うのではないでしょうか。
しかし、コストを抑えることばかりに意識が向きすぎると、あとになって「やっぱりあのとき、ケチらなければよかった…」と後悔してしまうことも。
実は、住宅のコストダウンには「やっていい節約」と「やってはいけない節約」があります。
今回のブログでは、家づくりの検討段階でよく耳にする「やってはいけないコストダウン」の例を5つに絞ってご紹介します。
※ここで紹介する失敗談は、当社(真行寺建設)の事例ではなく、他社様で建築された方の一般的な声や業界でよくある話を参考にしたものです。
家づくりで後悔しないためにも、ぜひチェックしてみてくださいね!
1. 水回りの設備は「節約と快適性と機能性」を重視!
水回り設備のコストダウンは、将来的にかえって損をすることも。
トイレやお風呂、給湯器などは、初期費用を抑えても、光熱費やメンテナンス費用が高くなるケースがあります。
たとえば、
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節水トイレ
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節水シャワーヘッド
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断熱性の高いシステムバス
こうした設備は、導入時に多少のコストがかかっても、長い目で見れば家計に優しい選択になります。
また、使い勝手の良さや掃除のしやすさも重要です。たとえば、
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十分な幅があり、収納力のある洗面化粧台
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傷や汚れがつきにくい素材の水回り設備
などを選ぶことで、毎日のストレスを減らし、快適な暮らしが実現します。
関連記事:注文住宅の設備選びに迷ったら?おすすめ設備&不要な設備を分かりやすく解説
2. 断熱材のグレードダウンは電気代アップのもと!
断熱材の等級を下げる=冷暖房費が増える可能性大。
安価な断熱材は、耐久性が低くメンテナンス頻度が高くなる傾向があります。
また、室内の温度が外気の影響を受けやすくなり、エアコンや暖房器具に頼りがちになってしまうことも。
現在の断熱基準では、最低でも断熱等級5相当は確保したいところ。
オススメは断熱等級6または7です。冷暖房効率が大きく向上し、快適で省エネな暮らしが実現します。
真行寺建設のsoraie-そらいえ-シリーズ「断熱の家」では、日本トップレベルの断熱性能を実現できます。
3. 耐震・耐火・防火性能は絶対に妥協しない!
命を守る性能のコストダウンは絶対NG。
地震や火災といった災害への備えは、家づくりの中でもとくに大切なポイントです。
耐震性を高めるには、
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地盤調査・地盤改良
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壁や柱の適切な配置
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凹凸の少ないシンプルな建物形状
などが効果的です。
また、耐火・防火性能の強化としては、
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自動火災警報装置の設置
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耐火ガラスや不燃材を使った窓・床
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ファイヤーストップ材の設置(天井・壁・床の接合部)
- 建物自体の耐火構造
などが重要です。
これらを削ると、万が一のときに大きな被害や後悔につながりかねません。
4. 屋根・外壁は「耐久性」で選ぶ!
安価な屋根材や外壁材は、一見お得に見えても、メンテナンスコストや修理費がかさむ落とし穴があります。
よくあるリスクは、
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雨風による劣化が早い
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汚れが付きやすく、美観が損なわれるうえにお手入れの手間が大変
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雨漏りのリスクがある
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20年以内に張り替えが必要になる場合も
屋根・外壁は建物を守る大切な部分。
初期投資を惜しまず、耐久性のある素材選びをすることが、結果的にコスト削減につながります。
5. 窓の断熱性能を下げると、暮らしの快適性が激減!
家の中で最も熱の出入りが多い場所は「窓」です。
断熱性能の低い窓を選ぶと、夏は暑く冬は寒い住宅になり、冷暖房効率が大きく低下します。
また、外気温との温度差で結露が発生しやすく、お手入れの手間やカビの原因になることも。
窓には、
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Low-E複層ガラス
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断熱サッシ(樹脂やアルミ樹脂複合)
など、断熱性の高い製品を選ぶことで、1年を通して快適な室内環境を保つことができます。
関連記事:その窓は快適ですか?暮らしを変える見直しポイント3選
▼ まとめ|「安く建てる」より「後悔しない家づくり」を
住宅のコストダウンは、戦略的に行えば家計に優しい方法ですが、やり方を間違えると「安物買いの銭失い」になってしまうことも。
今回ご紹介した5つのポイントは、当社(真行寺建設)の事例ではなく、業界でよくある話やお客様の声をもとにした一般的な注意点です。
家づくりは一生に一度の大きな買い物。
将来の後悔を防ぐためにも、「ここは削っちゃダメ」というポイントをしっかり押さえて、安心・快適なマイホームづくりを進めましょう!
真行寺建設では、LINEでのご相談やお見積をオススメしています。
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